スタッフ・ビーにSサイズの弟分が登場。スタッフ・ビーはホック留めで、荷物の出し入れがラクラクのストレスレスなショルダー&トートです。この使い易いバッグをデイリーに使いたいとの声が聞こえ、スタッフ・ビーSが誕生しました。A4ジャストサイズは普段使いに最適です。現在展開中のスタッフ・ビーは、タップリ入るMサイズ。そして、程よく入る新型Sサイズ。2つのサイズで、ビー界隈は賑やかになりました。
Sサイズ https://tobiuo.shop-pro.jp/?pid=179340819
Mサイズ https://tobiuo.shop-pro.jp/?pid=172333272
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●魚名……………………ホンソメワケベラ
●分類……………………スズキ目 ベラ科
●ニックネーム…………コンソメ
●特徴…………ミラーテストってなーに?少なくてもバックミラーの角度を直すこととは違う。ここでのミラーテストとは、動物が鏡を見て、自己認識できるかどうかを判定するテストのことだ。一般に、賢いとされるチンパンジーやゾウでも、際立った成績は残せなかった。さて、魚はどうなんだろう。そのテストに挑戦したのは、ホンソメワケベラ達。鏡に映った自分をほぼ全員が認識できたらしい。顔についた異物を取り払おうとしたのだから、これは間違いない。ホンソメワケベラは、サカナ界のアインシュタインだ。
●トビウオとの相性は?…………ホンソメワケベラは掃除魚としても有名だ。他の魚の皮膚についた寄生虫を食べる。掃除して欲しい魚たちが行列を作ると言うんだから、人気のラーメン店さながらだ。苦労せずに餌を手に入れるなんざ、さすが賢いね。ミラーテストに選ばれるだけのことはあったのだ。もし、トビウオがミラーテストを受けたなら、そりゃ、不合格だね。判定前に鏡に突っ込んで、目を回すから。(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名……………………タチウオ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………タッチ
●特徴…………『秋刀魚』と書いてサンマと読む。このサンマを短刀とするならば、タチウオは堂々の日本刀。『太刀魚』と漢字にすると、妙に横綱感が漂ってくる。シルバーに輝く体表はまさしく名刀の佇まい。実はこのタチウオには鱗がない。体表を保護する鱗がない代わりに、グアニンという色素が体を保護している。ただ、この色素はとても剥がれやすい。「メッキが剥がれるとはお主、名刀どころか偽物だったか」。なんて野暮なことは言わずに、頂いてみてはどうかな。身は柔らかく、まことに美味である。魚屋では切り身で売られることが多いが、まさか1mを超える見事な体格の持ち主だとはとても想像できない。「長過ぎるから切り身になるのさ」。なんて野暮なことは言わずに召し上がれ。
●トビウオとの相性は?…………『太刀魚』の別名は『立ち魚』。実際にタチウオは長い背鰭をヒラヒラさせて、ほぼ直立状態で泳ぐのだ。ならば、タチウオとトビウオは、名称的にはかなりの近縁だ。世間では「名は体を表す」とよく言われるが、この両者の名前は「名は動を表す」の際たるものだ。立つから『立ち魚』、飛ぶから『飛び魚』。tachiuoとtobiuo、不思議なものだ。ローマ字表記にしてもよく似ている。(多分に空想を含んでいます。)
●魚名……………………チョウザメ
●分類……………………チョウザメ目
●ニックネーム…………キャビアの母
●特徴…………高級な食材も、背伸びをすれば届きそう。商業の変容が食文化を大衆化しつつあるが、キャビアには当てはまらない。いかにも高そうなあの瓶詰めキャビアは、中身はせいぜいスプーン3杯ほどか。あっ!購入歴ものないのにすみません。あくまでも想像です。キャビアとはチョウザメの卵。卵が有名な分、その割を食っているのがチョウザメ本人。サメでもないのにサメと呼ばれ、さぞかし不本意であろう。ところがどっこい、「私、キャビアの母ですよ」と、チョウザメマザーは、ご満悦な様子だ。
●トビウオとの相性は?…………チョウザメの顔は、魚というよりはむしろ哺乳類。鼻が上を向いていて、豚顔だ。孫悟空に海編があるならば、猪八戒はチョウザメに任せたい。そのルックスとは裏腹に、チョウザメの卵は世界3大珍味ひとつ、あのキャビア様だ。一方、トビウオの卵はトビコ。魚卵界ではともに知名度を争うライバルだが、値段を比較すると、キャビアはトビコの数十倍にもなる。回転寿司では決して回ってこない。果たしてスプーン一杯のキャビアは、寿司食べ放題の幸せに、勝てるだろうか。(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名……………………シタビラメ
●分類……………………カレイ目
●ニックネーム…………ムニュムニュ
●特徴…………シタビラメと言えばムニエル。元々はフランス料理ではあるが、日本のレストランで、『シタビラメのムニエル』と言えば、泣く子も黙る大定番メニュー。フレンチの食材だから、さぞかし、おしゃれな出で立ちかと思いきや、なんともシュールな容貌である。漢字で書くと「舌平目」。地方によっては「靴底」とも呼ばれる。どっちをにしても、なるほど納得だ。そんな見かけとは裏腹に、いやいや、そんな見かけだからこそ、味は実にトレビア〜ン。
●トビウオとの相性は?…………シタビラメを見ていると『ムーミン』が思い出される。『ムーミン』に魚の出番が与えられたなら、シタビラメをぜひ推したい。造作的にピタリとハマるキャラだと思うが、どうだろう?あの謎の生物ニョロニョロにもどことなく似ている。幼い子に「魚を描いてみて」と頼むと、ほぼシタビラメになりそうな気がする。魚をどんどんデフォルメしていくと、終いにはみんなシタビラメ。トビウオも羽を取ったらシタビラメ。シタビラメは魚界きってのアートなサカナなのだ。(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名………………タラ
●分類………………タラ目
●ニックネーム……ソウシタラ
●特徴…………腹いっぱいになることを「たらふく」と言うけれど、漢字で書くと「鱈腹」になる。大食漢で知られる鱈(たら)にちなんでいる。かの有名なフィレオ・フィッシュはタラのフライバーガー。迷った時の私の定番である。英国のフィッシュ&チップスの魚フライもタラ、海外でもタラはポピュラーな食材だ。世界の胃袋を満たすタラであるが、日本ではやはりタラコだ。コンビニのおにぎり、迷った時の定番は、当然タラコである。
●トビウオとの相性は?………タラとトビウオには共通点がある。お互いに魚卵が美味しい。タラの卵がタラコであることは名前を見れば察しが付く。トビコはちょっと難しい。いっそのこと「トビウオコ」にしてしまえば分かりやすいが、何とも語呂が悪い。タラコを辛く味付けしたものが「メンタイコ」。こちらはなんとも語呂が良い。ただ、元々はタラコであることに、皆さんお気付きだろうか。メンタイの卵だと、勘違いをしていないだろうか。余計なお世話でしょうか?(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名……………………イセエビ
●分類……………………エビ目
●ニックネーム…………伊勢エビリアン
●特徴…………イセエビの顔を見るとバルタン星人を思い出す。イセエビを裏返すとエイリアンを思い出す。イセエビは地球外生物ではないかと一瞬疑ってしまうが、食べると大変美味しい海産物であることが瞬時に分かる。漁場は日本各地にあるが、どこで獲れても「伊勢」エビなのだ。イセエビのブランド力はとてつもない。不公平感などどこ吹く風。バルタン星人もエイリアンも吹っ飛ぶ。結婚式のメニューにイセエビの名前を見つけるとちょっと落ち着くのは私だけであろうか。
●トビウオとの相性は?…………イセエビは縦1列になって行進する。1週間寝ずに60kmの移動を敢行することもあるらしい。いく先々で仲間が増えていく。遠目には1匹の蛇が巨大化しながらうねって進んでいくようだ。これではトビウオも近づけまい。よく見ると、皆が頭に大袈裟な飾りを付けている。実はこれは触角。やたらに長くて物騒だ。まさかいくさに馳せ参ずる訳でもあるまいが。いえいえ、お飾り付けてお伊勢参りに行くのだそうです。(多分に空想を含んでいます。イセエビは魚類ではありませんが、図鑑には水生生物も含んでいます。)
●魚名……………………ジンベイザメ
●分類……………………テンジクザメ目
●ニックネーム…………ジンベ爺
●特徴…………江戸の庶民が着始めたジンベイ(甚平)。今でも夏祭りなどでよく見かける。風通しの良い甚平は、猛暑日が増していくこの先の夏の救世主になるだろう。確かにこのサメの柄模様は、粋な甚平風だ。ただ動きがスローなので、下町の爺さん的存在になってしまった。魚類最大の爺さん、いやジンベイザメ、ではあるが、主食は極小のプランクトン。大量の海水ごと飲み込み、エラで濾し取る。プランクトン食の生物は巨大化する傾向にある。エイのマンタやシロナガスクジラも際立って大きい。大量の海水を摂取するするには並大抵のサイズでは、まるっきり足りない。
●トビウオとの相性は?…………大きな獲物をガブリとやっちゃえば。と考えるのは素人。口を開けるだけで餌が入ってきてくれるのだ。楽でいいぞ。とジンベイザメは得意げだ。側から見れば、かなり横着な食生活だ。いつしか行動はスローに、表情は穏やかになっていった。自分がサメであることをすでに忘れている。トビウオの仲間に、羽が水玉模様のアヤ(綾)トビウオがいる。綾織の編み目模様にちなんでいる。ジンベイ(甚平)ザメ同様、和装の名前だ。なぜか和むなぁ〜。(多分に空想を含んでいます。)
●魚名……………………コバンザメ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………ウィズユー
●特徴…………強い者にくっ付いて、おこぼれを頂戴するなんざあ、けしからん!地上では評判悪いのかなあ。面食らっているのは当の本人コバンザメ。頭に付いた小判型の吸盤で大きい魚にくっ付き、彼らの食べ残しをいただくという作戦だ。フードロスを無くそうと叫ばれる時代、むしろ褒められるべきところ。しかも、勝手にサメと呼ばれているが、分類上、サメとは全く縁が無い。どうも地上との意思疎通がままならないコバンザメ。頭上の小判が恨めしい。
●トビウオとの相性は?…………トビウオを始め、胸ビレを進化させた魚は多いが、コバンザメの吸盤は、背ビレが進化したものらしい。食べ残しを狙って、大魚に近付いた時、偶然にその魚の腹に背ビレが密着したかもしれない。まさに吸盤のようにピタッとね。ことの始めはいつも偶然なのだ。そして、子孫が少しづつその性能を高めていったのだろう。その結果、どう見ても頭の上に小判を乗せた魚になってしまった。進化とは、思いもよらない姿を作ってしまうものなのだ。(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名……………………ドジョウ
●分類……………………コイ目
●ニックネーム…………田んぼのジョー
●特徴…………♪ドジョウが出てきてこんにちわ。坊ちゃん一緒に遊びましょう♪。この歌が出来た大正時代、近隣の池や田んぼに住むドジョウは、身近なお魚だったに違いない。ドジョウは江戸の頃からの重要なタンパク源であった。「どぜう鍋」は今に伝わる東京下町の名物料理。ドジョウは泥臭さがちょっと苦手、という人は多い。現代では「泥臭い」は、味覚から離れ、野暮ったさを表現する言葉になっている。しかしここ最近「泥臭い」のイメージが上向いている気がする。「泥臭くやって行きますよ」って、どこか肯定感を感じます。ドジョウも出てきてニッコリ。
●トビウオとの相性は?…………かつての宴会の大衆芸の花形、『ドジョウすくい』。ドジョウは日本の大衆の暮らしに深く関わっていた。坊ちゃんと一緒に遊んだこともあっただろう。ドジョウの容姿と体色は、いかんせん地味だ。ただ救いはユーモラスな口ひげ。想像の域は全く出ないが、どじょうが大衆芸のヒーローに成り得たのは、あの口ひげのような気がしてならない。トビウオの胸ビレ以上にシンボリックだ。まさに『ドジョウ救い』?!(多分に空想を含んでいます。)
海を渡った2刀流は、ピッチャーとバッター。t-pot shoulder はショルダーとトートの2ウェイ。名前が示す通り、ショルダーをメインに掲げているので、ショルダーが主役ですが、密かにトートとしてもオススメしたいバッグです。近距離の移動はトート使用が意外に多いのも事実。握り部分が細くなったフィットする持ち手は、優しい持ち心地です。お出かけの範囲を広げれば、やはりここは、ショルダーの出番。持ち手の秘密は置いておいて、存分に歩き回ってください。
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●魚名………………アユ
●分類………………キュウリウオ目
●ニックネーム……フーアーユー
●特徴…………何かに付け、好感度が気になる。そんな時代だ。ただし、気にし過ぎると嫌味にになるから要注意。サカナ界では、好感度ランキング第1位はアユに決定か?アユは「清流の女王」と呼ばれたり、「香魚」呼ばれたり、とプラスイメージが付いて回る。アユという名前の響きも美しい。そう言えば、そろそろアユ釣りの解禁日。「いやー、アユは塩焼きに限るねー」これも好感度?かな。
●トビウオとの相性は?………トビウオだって、アユに劣らずファンが多い。好感度ランキングの上位に食い込んでくるはずだ。空中を飛ぶなんて、後にも先にもトビウオだけだし、水泳の日本代表チームの愛称はトビウオ・ジャパンだし、トビウオの卵はトビコと呼ばれ、寿司ネタで大人気だし・・・・はっ!はしゃぎ過ぎた。アユちゃん、ごめんなさい。(多分に空想を含んでいます。)
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ハッピーな佇まいに、思わず笑みがこぼれるt-pot。その魅力の一端を担っているのが、ユニークな『持ち手』。たかが持ち手というなかれ。付け根は太く、握り部分は細く。持ちやすいフォルムに工夫されています。さらにバッグ全体のフォルムをよりチャーミングに見せています。見てハッピー、持ってますますハッピーになってください。
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●魚名……………………オオカミウオ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………ハニー&ダーリン
●特徴…………人は見かけに寄らない。と言うけれど、魚も見かけに寄らないのだ。オオカミウオは、魚界屈指の獰猛なルックスとは裏腹に、素顔は気は優しくて力持ち。温厚な性格で、家庭的で子煩悩だ。ただ、見かけに加え、鋭く大きい歯は貝殻をも噛み砕く半端ないパワー。凶暴なイメージが増幅される。ところがどっこい、オオカミウオは水族館の人気者になってしまった。どうやら、怖カワイイ!らしいのだ。
●トビウオとの相性は?………今や、様々なものがカワイイ、そんな時代だ。怖い顔のオオカミウオのカップルも、怖カワイイ、イケてるカップルなのだ。いずれのカップルも等しく強面カップルにしか見えない私はまだまだ見る目を鍛えねばなるまい。トビウオにとってはどうなの?2匹になれば怖さも2倍さ。ちょっと共感。
(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名……………………ムツゴロウ
●分類……………………スズキ目 ハゼ科
●ニックネーム…………有明のムツゴロウ
●特徴…………九州の有明海にのみ生息する真の「ご当地魚」。その有明海の干潟に穴を掘って住んでいる。「ご当地魚」でありながら、その知名度は全国区。先日亡くなったムツゴロウ先生こと畑正憲氏の貢献度は高い。実はハゼのことをゴロとも言い、それが転じてゴロウ。ムツとは脂っぽいこと、「ヌルッと脂っぽいハゼ」でムツゴロウ。後に、ムツゴロウに容貌が似ているということで、畑氏はムツゴロウ先生と呼ばれるようになったようだ。
●トビウオとの相性は?………ユーモラスな顔と動きが、見るものを和ませてくれる。虫の居所が悪い時にぜひご覧あれ。良く見るとムツゴロウは胸ビレで地面を掻いて進んでいる。トビウオ級の胸ビレ進化だ。地上に最初に這い上がった最初の魚はハゼの仲間だったかもしれない。ムツゴロウは有明海の干潟に上陸したはいいけれど、よっぽど、そこが気に入ったようだ。そこから寸とも動いていない。(多分に空想を含んでいます。)
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おそらく誰もが知っている、
史上最も有名な言葉の3連打。
元々は陸上競技の3段跳びが発祥。
今では「ホップ、ステップ、ジャンプ」と、
叫んでいる人のほとんどが、
3段跳び、とは縁がない。
「見ざる、言わざる、聞かざる」。
こちらは猿(さる)を掛けた、技アリの3連打。
しかし、舌がもつれて、言いづらい。
自然と「見ざる、言わざる、聞かざる」と、
つぶやく人の声は小さ口なる。
まさに「言わざる」方が賢明だ。
「鳴く、歩く、脱皮する」。
これは初めて耳にする、不思議な言葉の3連打。
語呂も良し、リズム良し、
ただし、解説の必要あり。
魚界きっての変わり者、
ホウボウの3生態を表している。
浮き袋を使って「鳴き」、胸ビレを使って「歩き」
昆虫のように「脱皮する」。
このように話題に事欠かないホウボウは、
このコラム『フィッシュ&トーク』においても、
最多の登場回数を誇っている。
(トビウオは除いて)
さて、「鳴く、歩く、脱皮する」。
語呂とリズムだけでは、世の中を渡れない。
込められる真意こそが大切。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『伝えよう、前に進もう、変化することを恐るな』
これでどうだろう。
なんか身に染みてきた。
( NHK放送の『ギョギョッとさかなスター』を参考にさせていただきました。)
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手に持って、腕に下げて、肩に掛けて、ハッピーになるミニトート。ちょっとしたお買い物は日常茶飯事。ワン・ショルダーのt-pot(ティーポット)はサッと持てるから、お出かけがスムーズ。楕円底できちんと立つ自立型、ちょこんと置かれた姿もチャーミング。そんなt-potをマザーズデイ(母の日)にぜひオススメです。なお、期間中にお買い上げの方には、トビウオ・フレンズの缶バッチをプレゼント。缶バッチをつけてmyティーポットに変身。フレンズは4種、何が届くかは、届いてからのお楽しみ。
*マザーズデイ(母の日)のプレゼントは、ご好評につき配布を終了させていただきました。
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https://tobiuo.shop-pro.jp/?pid=151280541
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●魚名………………オジサン
●分類………………スズキ目
●ニックネーム……そのまんまオジサン
●特徴…………これは通称ではなく、れっきとした正式名。面白ネームもここに極まれり。「おじさん」に似ているから、と、この魚はオジサンになった。しかし、世に「おじさん」の定義が存在するのだろうか。かなり強気な命名だが、かえって清々しい。アゴ下の2本のヒゲが決め手になったと思われる。正式名称がオジサンでは、もうニックネームの付けようがないではないか。
●トビウオとの相性は?………このオジサン、大変美味らしいが、オジサンの刺身、オジサンのフライを差し出されても、オ・ジ・サ・ンがちらついて、いっこうに食欲が湧いてこない。オジサンの素顔は人懐っこく、気軽に話かけてくる陽気なオジサン。トビウオも大好きなオジサンだ。あれっ、私の「おじさん」定義はしっかり存在していた。(多分に空想を含んでいます。)
]]>●魚名……リーフィー・シードラゴン
●分類……………………トゲウオ目
●ニックネーム…………リーフィー
●特徴…………微風に揺れるモビールがいい。何がいいって、無音なのがいい。リーフィー・シードラゴンは海のモビール。静寂な海の中、わずかな水流に揺らめく。海藻への擬態であることは一見して分かるが、半端ない装飾になっている。進化は時に過剰になりがちだが、リーフィーの場合は、よくぞここまで、と感謝したい。しばらくは優雅な舞に浸ろうかな。……んっ、何やら騒がしい。あらら、水槽の周りは大渋滞。静寂はどこへやら。
●トビウオとの相性は?………葉っぱのような全身の突起は、鱗が変化したもの。魚の擬態は結構多い。トビウオを含む青魚の体色も、敵を欺くもの。背側から腹側への青から銀のグラデーションは、外からの光に擬態している。リーフィーはタツノオトシゴの仲間だから、哺乳類的な顔立ち。面長な顔に大きい目。よく見ると付けまつ毛をしている、ようだ。オシャレには相当気を使っている、ようだ。(多分に空想を含んでいます。)
]]>しかも徒党を組んでの襲来だ。
ウルトラマンもセブンも故郷に帰ってしまった。
もはやこれまでか。
再生エネルギーの将来と、カーボンゼロの達成を
背負って現れた3枚羽の白い巨大風車。
スペシウム光線は必要なかった。
この巨大怪獣、じゃない巨大風車は、
その羽を回転して、電気を生み出す
『洋上の風力発電プロジェクト』のシンボルだ。
建造物としても、海と空の背景に馴染んでいる。
ただ、景観が変わってしまうという声も聞かれる。
風車のデザインと色彩にはこだわって欲しい。
マリンなイメージは大切にしたい。
洋上の『羽もの』と言えば、
トビウオに決まっていたが、
意外な分野からのライバルが出現した。
2枚羽のトビウオよりも1枚多い3枚羽。
トビウオにとっては、うらやむところもあろうが、
ドン・キホーテ然と巨大風車に
突っ込んではいけません。敵いません。
トビウオには、洋上の『羽もの』の先輩として、
巨大風車と一緒に爽やかな海風を届けて欲しい。
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●魚名……………………イワシ
●分類……………………ニシン目
●ニックネーム…………イワシニシヒガシ
●特徴…………ライバル、サバとの競合いに勝ち、22年度漁獲高の堂々第1に輝いたイワシ。当然人気も高いはず、と思いきや、意外に目立たない存在だ。イワシは加工名称で呼ばれることが多い。例えば、煮干し、目刺し、つみれ、これらはすべてイワシなのに、イワシの名前で呼ばれることはない。その稚魚を加工した、ちりめんじゃこに至っては、イワシをイメージするのさえ難しい。しかし、ここが国民的大衆魚の面目躍如、献立の至る所に潜んでいるのだ。
●トビウオとの相性は?………実は、煮干しの正体はイワシであるとは限らない。煮干しとは、魚を煮て干した干物の総称である。イワシには及ばないが、煮干しの正体はトビウオであることも多い。「アゴ出汁」と聞いて納得する方もいるのでは。九州でトビウオはアゴと呼ばれる。トビウオの胸ビレを取ってしまえば、イワシとトビウオはかなり似ている。「出汁」の世界ではライバルであり、盟友でもある。
(多分に空想を含んでいます。このコラム『 fish&talk 』(その28)に関連トピックが載っています。ぜひご一読を。※煮干しに使われるイワシは小型のカタクチイワシです。)
]]>魚には主に5つのヒレが備わっている。
その中で「胸ビレ」は特別な存在だ。
進化の振り幅が突出して大きい。
ダイナミックかつユニークに形を変えてきた。
トビウオは「胸ビレ」を大きくして、
空中に飛び出した。
ミノカサゴは「胸ビレ」を飾り立てて、
相手を誘った。
ホウボウは「胸ビレ」の形を変えて、
海底を歩いている。
「胸ビレ」は海に多様性をもたらした。
さらに、あるものは「胸ビレ」を前足に変えた。
さらにさらに、あるものはその前足を、
手に変えた。
いつの間にか舞台は地上に移っていた。
人間の手は魚の「胸ビレ」が、
数億年をかけて進化したものだ。
ずいぶん話が大きくなったって?
どうやら話に尾ヒレが付いてしまった。
ヒレの話だけに。
いやいや、付いたのは「胸ビレ」だ。
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●魚名……………………グチ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………グチロー
●特徴…………鳴く魚は意外と多い。グチもその仲間。グーグーと愚痴をこぼすように鳴くから、グチという名が付いた。魚の多くは耳の中に耳石を持っているが、グチのそれは小石ほどに大きい。そこからイシモチ(石持)という別名も付いた。グチは釣り人仲間のアイドル。ひとつで十分なはずの名前が2つも付いた。
●トビウオとの相性は?………2つも名前をもらっておきながら、グチ本人は不服そうだ。もっと工夫して!気持ちはわかるが、命名なんてそんなもんだ。トビウオだって、元々は見たままのかなりイージーな名前。グチもイシモチも、愛されキャラならではの、覚えやすい名前じゃないか。グチが愚痴をこぼしている姿が想像できてしまうから不思議だ。
(多分に空想を含んでいます。※耳石は耳の中にあり、体のバランスを取るのに役立っているらしい。)
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トビウオの新作スタッフ・ビーには革の持ち手が付いています。もちろんショルダー&トートの2ウェイ・ショルダーなのですが、この持ち手にはもうひとつの存在理由があるんです。開閉、出入が簡単なホック留めと、間口の広さが持ち味のスタッフ・ビー。そこにこの持ち手が倒れてかぶせになります。革の持ち手は蓋の役目。セキュリティに一役買っていたのです。
ついでながら、サイドに取り付けられたョルダー位置にも注目してください。トップ位置からかなり下がっています。このことで、バッグがたわむことになります。そこに持ち手が自然に倒れて、バッグに蓋をします。
よし、これで安心。さあ、出かけよう。先々でハチミツをゲットするハチのごとく、荷物をガサゴソ入れて、ブンブン飛び回ってください。
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魚の「ヒレ」の語源は全く違う。
ヒレ肉の「ヒレ」はフランス語。
「フィレ」と発音すれば、よりフレンチテイスト。
しかし「フィレかつ」よりも「ヒレかつ」の方が、
「ヒレかつ」の美味しさは伝わる。
一方、魚の「ヒレ」を口にしたことがあるのは、
酒の肴のエイヒレぐらい。
元来、食にはあまり向いていない部位かと思う。
こちらの「ヒレ」は古代からの日本語で、
ヒラヒラと揺れる布地のことを言うらしい。
現代ならば風にそよぐスカーフが、
「ヒレ」に相当しそうだ。
なるほど魚の「ヒレ」も水中でヒラヒラしている。
ヒラヒラがヒレヒレになったかどうかは、
私の想像の域を出ていない。
食べ物としては重要視されない「ヒレ」であるが、
魚を魚たらしめる大事な器官である。
なにしろ「ヒレ」がなければまともに泳げない。
後に、その「ヒレ」が大躍進を遂げることになる。
ヒレかつを食べてる場合じゃない。
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●魚名……………………シオマネキ
●分類……………………カニ目
●ニックネーム…………シオマネキン
●特徴…………誰が付けたか「シオマネキ」。短歌の枕詞のような美しい響き。ハサミで潮を招くのは結構だが、片方のハサミがあまりに大きすぎるので、なんともコミカルなルックスになってしまった。カニにも利き腕があるようで、利き腕のハサミが大きくなるらしい。写真で見る限り、断然右利きが多い。カニの世界もサウスポーは少ないようだ。
●トビウオとの相性は?………右利きと左利きの割合は半々でも良さそうなものだが、偏る理由がありそうだ。大きくなるのはオスだけらしい。つまり、右利きの方がメスにモテるから! それにしても度が過ぎる大きさとアンバランス。「俺が俺が」と競争を重ねた結果なのだろう。誰かが言ってあげるべきだったと思う。「大き過ぎてカッコ悪い」。
ところで、トビウオにも利きビレはあるのだろうか。右旋回の得意なトビウオっていそうな気がしてきた。
(多分に空想を含んでいます。カニはサカナではありませんが、この図鑑は水性生物を含んでいます。)
]]>「なきむし」という。
文字にすると『泣き虫』。
「なきむし」は虫の仲間だったのか、
と改めて気付く。
本家の虫は、正しくは『鳴き虫』だが、
シクシクと寂しく泣く人はスズムシ、
ワォーと激しく泣く人はアブラゼミ、
そのニュアンスは十分に虫の仲間である。
人は泣く、虫も鳴く、犬も猫も鳥も鳴く。
実は魚だって鳴くのである。
その鳴き声が由来となって、
名前が付いた魚がいる。
『ホウボウ』と『グチ』。
ホウボウはホーボーと鳴くから『ホウボウ』。
グチに至っては、その鳴き声が
愚痴をこぼしているようだから『グチ』。
命名者のセンスに恐れ入る。
2匹とも体内の浮き袋を鳴らしている。
有名どころではフグやクマノミも鳴くようだ。
こちらは歯を擦り合わせているらしい。
歯ぎしりタイプだ。
さて、トビウオは?
今のところ、鳴いたという資料は、
目にしたことはない。
まさか飛びながら「ヤッホー!」。
もはや「鳴く」の領域をはみ出しているが、
魚も愚痴をこぼす海の世界だ。
ファンタジーならオッケーだ。
【 talk & fish 】サカナ図鑑−26にホウボウを紹介しています。ぜひご一読を。
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●魚名………………ホウボウ
●分類………………カサゴ目
●ニックネーム……ルーク・シーウォーカー
●特徴…………ホウボウは海底の砂地を歩いている。しかも上手に足を使って。魚に足? 実は昆虫の足を思い浮かべると理解しやすい。ホウボウの足は胸ビレの一部が分離、変化したもの。よく見ると左右3本づつ計6本。えっ、6本の足って、それはまさに、もしかしたら………コ・ン・チ・ュ・ウ。
●トビウオとの相性は?………ホウボウは昆虫の祖先かって? それはあまりに荒唐無稽。それはトビウオが、鳥類の祖先だと言い張るようなもの。それにしても、魚の胸ビレは、飛行に歩行にと様々な役目をこなす。数億年の時を経て、胸ビレは人の手にまで進化していった。私たち人類は胸ビレに、足を向けて寝れません。(多分に空想を含んでいます。)
]]>同じ理由で旅の番組が好きだ。
起伏が少ない平板な時間が好きなのだ。
旅の番組で、いつも心待ちにしている景色がある。
小高い丘から見る街の全景。
俯瞰、あるいは鳥の目線=鳥瞰とも言うらしい。
飛行機からの俯瞰の眺めも悪くはないが、
街が遠過ぎて、思いが届かない。
何の思いかは、上手く説明出来ないのだが。
街の中心はここか、あれは教会。あれは学校。
などと、おぼろげながらにも確認できたり、
行き交う車が見えたり、漁船が出ていったり、
住むなら緑の多いこの辺りがいいなとか、
次々に人々がそこに暮らすイメージが膨らむ。
もしも自分がそこに住んだらと想像する。
そう、平板な時間には、
平凡な想像力がちょうど良いのだ。
飛行中のトビウオも大海原を
優雅に眺めているはず、と思いきや、ガツン!
漁船に突っ込んでしまった。
まだ鳥瞰は出来ていないらしい。
【 talk & fish 】その25と26に関連トピックを載せています。ぜひご一読を。
]]>
表情とフォルムがフクロウにそっくり。フクロウは英語でアウル。だからは名前はアウル・パッカー(owl packer)。目が合えば、自然と笑みがこぼれだす。何せフクロウは幸せを呼ぶ鳥ですから。
ユニークなのはルックスだけではありません。ジャバラ式の開閉部は、ヒモを絞り、ストッパーで留める楽しい仕組み。ショルダー部はもちろん帆布。2枚重ねているので、肩に優しく、ショルダージョイント部は外に傾き、体にフィットする工夫がされています。
後姿を魅力的に変身させてくれるアウル・パッカー。帆布のリュックで野を越え、山を越え、ハイキング気分で街を歩きましょう。動きに合わせて、ヒモが揺れる様もまたピースフル。
A4サイズは楽々収納。さらにA4ファイル、13インチノートパソコンも。
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●魚名……………………サバ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………サヴァ
●特徴…………「サバ塩」「サバ味噌」。食卓では愛着を持ってこう呼ばれている。焼き魚、煮魚の代表格だ。日本人にとっては、馴染みの深い魚、漁獲量もイワシに次いで第2位。一方、サバは足の早い魚としても知られる。傷む前に缶詰に、という訳でもないだろうが、サバは缶詰になるいことも多い。通称「サバ缶」。これまた缶詰の大定番だ。
●トビウオとの相性は?………サバはスズキ目、トビウオはダツ目、分類上は近縁ではないが、同じ青魚。会えば互いに挨拶をする仲。しかし近年、海水温の上昇で回遊ルートに変化が起きている。会えなくなってしまうのは寂しい。ちなみに彼らの挨拶は「サヴァ(ca va)?」。洒落れてる場合ではないのだが。(多分に空想を含んでいます。「ca va?」はフランス語で元気?)
]]>ひっそりと存在するコラム欄【 fish & talk 】。
その中で、この「トビウオ・トーク」と並行して、
極めて私的な「サカナ図鑑」を載せている。
そんなこともあって、魚関連の図鑑には、
人並み以上の視線を注いでいる。
ひとつ気になるものを見つけた。
『スーパーで買える魚図鑑』。
表紙が魚の切身というのが効いている。
確かに身近な魚が載っている。
それぞれの魚の説明文には、
その魚の味、オススメ料理、栄養素などが
料理本さながらに添えられている。
トビウオにも1ページが割かれていた。
そこに気になる一文。
「脂が少なく淡白」。
数ページ後にはサンマが来る。
「脂が乗って美味」。
公平を記す図鑑だから、素直に受け止めたい。
再びトビウオのページに戻る。
またまた気になる一文が。
「脂肪率1%」。
見事に「脂が少なく淡白」に合致。
………………………………。
エッ!体脂肪1%だって!
なんという完全アスリート体質。
『スーパーで買える魚図鑑』に
トビウオの面目躍如を見た。
魚図鑑からは意外な発見がある。
我が「サカナ図鑑」も気合いを入れて行きたい。
ただ、こちらは勉学の参考にはあまりなりません。
参照・『スーパーで買える魚図鑑』/日本文芸社
]]>●魚名……………………タイ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………日本代表
●特徴…………恵比寿様が抱えているから「めでたい」。優勝力士が持ち上げているから「めでたい」。それだけで十分に「めでたい」のに、紅色の体色がめでたさに拍車をかける。実はエビを餌にしているから紅色らしい。なんと本当に『エビでタイを釣る』ことができる?それは「ありがたい」。
●トビウオとの相性は?………さかな界で日本代表はタイであることに異論はないだろう。「尾頭付き」と言えばタイ。一般の魚は尾頭が付いても「塩焼き」などと呼ばれ、格下に見られる。待てよ!トビウオに限っては「尾頭付き」ならぬ「羽付き」と呼んでみたらどうだろうか。もちろんおめでたい席、特に激励会に振る舞おう。『諸君!大きく羽ばたこうではないか』。(多分に空想を含んでいます。)
]]>健康志向型の比較的地味な公営プール。
普段から混み合うことはあまりない。
ただ一か所、やけに人が集まる場所がある。
そこは楽園ジャグジー・プール。
プールとは名ばかり、完全にお風呂の様相。
足を伸ばして、仰向けになり、
ジェット水流が、あ〜気持ちイイ。
使用時間は10分と貼り出されているが、
牽制し合ってなかなか出て行けない。
誰かが先に出るのを待っている。
何せ4人分のスペースしかないのだ。
待つ身になればイライラが募る。
ありがちなこの光景は、実は今は昔。
コロナの発生から2年半、
いつでも入れる無風状態が続いている。
パーテーションがあってもそうなのだ。
あまり頓着しない私は、
存分にジェット水流を堪能。
あ〜気持ちイイ。次第にウトウト
……………………………。
はっ、まずい!確か使用時間は10分。
でもまあ、いいか。
隣はまだ空いている。
早くコロナが収まることを願う一方で、
ジャグジー争奪戦がまた始まるのかと思うと、
それはあまりに悩ましい。
(トビウオだけに、プールネタが多いトビウオ・トーク。この話の関連ネタが27話に載っています。ぜひご一読を。)
]]>
●魚名……………………コリドラス
●分類……………………ナマズ目
●ニックネーム…………ジュリー
●特徴…………ミニカーは車のミニチュア。コリドラスはナマズのミニチュア。種類も多く200を超える。ミニカーさながらの数多くの収集家がいるらしい。ところがどっこい、こっちは生きている。普段は水底にジーッとしているが、触ろうものなら、急発進、急停車。迂闊には手を出せないヤンチャ者である。
●トビウオとの相性は?………もちろんトビウオ一番の私ではあるが、以前、最も近しい間柄だったのはコリドラス。私が飼っていたのは、コリドラス・ジュリーという種。名前に反して、口元のヒゲがいかにもおじさん。かわいいとは素直に言えない微妙なルックスが、かわいいと言えばかわいい。(多分に空想を含んでいます。)
]]>以前のこのトビウオトークで、
「トビウオは羽ばたく」。
という旨を軽率にも述べたことがある。
「トビウオは羽ばたかない」。
この事実を最近、知ることに至った。
幾つかの動画で確認してみたが、
やはり、羽ばたいていない。
グライダーのように滑空している。
海面を離れる瞬間、反動で胸ビレが動くが、
これを羽ばたくと言ってしまえば、
駄々をこねることになる。
トビウオの胸ビレは、
元々飛ぶためのものではなく、
左右には動くが、上下には動かない。
つまりは羽ばたくことができない。
胸ビレを大きくすることはできたが、
動きの向きを変えることまではできなかった。
鳥の翼は腕が進化したモノ。成り立ちが違う。
さらに翼を動かす胸筋も発達している。
仮に羽ばたくトビウオがいるとすれば、
体型がずいぶん違うはずだ。
胸板の厚いマッチョなトビウオ。
太平洋上空を豪快に飛んでいたかもしれない。
身の引き締まった胸肉が美味しいんですよ。
なんて、料理番組で紹介されていたかもしれない。
頭の中で、トビウオがまた羽ばたき始めた。
「トビウオは羽ばたかない」。
事実を曲げてはいけません。
マッチョなトビウオはいません。
]]>
●魚名……………………シイラ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………シイラシイ
●特徴…………勝手にサカナ図鑑「忘られない顔」ランキング1位。出っ張ったオデコと、遠慮がちに小さくまとまった目と口。実物にして、すでにデフォルメ状態。ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、高級魚であるが、食べる前に思い出し笑いに襲われそうだ。
●トビウオとの相性は?………小説「老人と海」に登場するシイラとトビウオ。ともに老人の腹を満たす役まわり。しかしだ、シイラを同志と思うなかれ。現実は残酷だ。大型魚のシイラは、トビウオを難なくパクッとやってしまうらしい。
(多分に空想を含んでいます。なお、トビウオトークの19話に「老人と海」にふれたトピックを載せています。ぜひご一読を。)
]]>とはよく言われるが、
近頃その信憑性を疑っている。
てっきり、目は表情を決定づけるものだと
思い込んでいたが、
目だけが見えるマスク越しの顔からは、
その表情が読み切れない。
一方で、目は重要な顔の要素である。
瞳に恋しても、鼻に恋する事はあまりない。
最近は目をデコレートする写真アプリもある。
トビウオの目は大きい。
突出しているわけではないが、
写真アプリで加工した程度には大きい。
まさか、相手の気を引こうなんて……、
進化上あり得なくもない話だ。
空中を飛べるようになったトビウオは、
視野を広くする必要があった。
そこで目が大きくなった。
こちらはあり得そうな話だ。
それはさておき、
トビウオは空中を高速で飛ぶ。
大きい目だけに
ドライアイが心配だ。
]]>
●魚名………リュウグウノツカイ
●分類……………アカマンボウ目
●ニックネーム…………ちょーさん(長さん)
●特徴…………リュウグウノツカイはアカマンボウの仲間。アカマンボウは本家マンボウ以上に丸〜い。片やリュウグウは目を疑うほどに長〜い。この2匹が近縁であるとは驚きだ。一方、マンボウとアカマンボウは赤の他人らしい。一体何を信じて良いのやら。海のふところは底なしに深い。
●トビウオとの相性は?………リュウグウノツカイ(竜宮の使い)は海神の使者。大変高貴ないでたちで、トビウオもうかつに近寄れない。普段は深海に住んでいるが、ときおり海面に上昇してくる。何を伝えにやってくるのか、使者の仕事を全うしているようだ。長い体は3mを有に超える。長くなればなるほど、海の神に重用されるのだろう。これを重用進化と呼んでみたい。(多分に空想を含んでいます)
]]>酒の「肴“さかな”」は、
「魚」が起源、と思い込んでいた。
その昔、おかずのことを「菜」と言ったそうだ。
つまり、酒のおかずは「酒菜」。
「肴“さかな”」の起源は
「酒菜“さかな”」だったわけだ。
「酒菜」とはいえ、いつしか野畑のものより、
海のものが増えていったに違いない。
今に至っては「肴=酒菜」よりも「肴=魚」が
優勢ではないだろうか。
と負け惜しみをひとこと。
ところで「肴」には「魚」を加工したものが多い。
珍味と称されるものも、
燻製、干物、練物、魚卵などが多くを占める。
魚屋であまり見かけないトビウオだが、
蒲鉾の材料としてよく使われている。
寿司ネタとして人気の「トビコ」はトビウオの卵。
近年よく名前を耳にする「あごだし」は、
トビウオを煮干した魚出汁である。
メインディッシュは任されないが、
姿を隠しつつも、渋〜く存在している。
どうやら、トビウオは、
家庭では魚類ではなく、
肴類に属していると思われる。
※28話では、「あごだし」のトピックを扱っています。そちらもぜひご一読を。
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20回目を記念して、3回に渡って各海域からマンボウに再登場してもらっています。3番手は熱帯域からやって来ました。
●魚名……………………マンボウ
●分類……………………フグ目
●海域……………………赤道付近の海域
●特徴…………熱帯魚になったマンボウ。間違いなく世界最大級の熱帯魚だ。赤道付近の国々の国旗を身に纏ったような色彩は、サッカーファンにはたまらない。ただ、泳ぐのもままならないマンボウの運動神経は到底サッカー向きとは言えない。(今回は空想100%です)
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20回目を記念して、3回に渡って各海域からマンボウに再登場してもらっています。2番手は北極海からやって来ました。
●魚名……………………マンボウ
●分類……………………フグ目
●海域……………………北極海
●特徴…………ブルーシロップのかき氷に練乳を混ぜたような色合い。冷たい海を泳いでいるうちに、色がクールになっていったようだ。巨体を揺らし、ユックリと泳ぎ行く様は、氷山が動いているようにも見える。なるほど氷山に擬態したか。(今回は空想100%です)
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サカナ図鑑の第1回目の登場はマンボウでした。20回目を記念して今回から3回に渡って各海域からマンボウに再登場してもらいます。1番手は地中海から。
●魚名……………………マンボウ
●分類……………………フグ目
●海域……………………地中海
●特徴…………コート・ダジュールのブルーに染まるマンボウ。地中海は天敵のいない穏やかな海。悠々と泳ぐマンボウはいつの間にか『グランブルー』と呼ばれるようになっていた。ただ、マイペース過ぎて、ヨットとのトラブルが問題になっている。(今回は空想100%です)
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女子サッカー日本代表チームの愛称である。
2011年にはこの名でワールドカップを制した。
おそらく『大和撫子』からの命名であろう。
美しい秀逸な名前だと思う。
近年、スポーツの日本代表チームを、
愛称で呼ぶことが増えている。
サムライジャパン(野球)や
フェアリージャパン(新体操)などは、
ファンの間にしっかりと根付いている。
しかし、中には定着できないものもあるようだ。
「トビウオジャパン」。
水泳日本代表の愛称である。
分かりやすく、語呂も良く、
なのに、中々定着していかない。
リレーを除けば、水泳は個人スポーツ。
競技上、チーム性が薄いことがその理由だろうか。
うむ、決して名前が悪い訳ではないぞ。
「ガンバレ!トビウオジャパン」。
同じトビウオの名を
拝借している身である。
「トビウオジャパン」を
我が身と混同するほど気に掛けているのは、
日本中探しても私一人だろう。
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トビウオに新しいサコッシュが誕生!
新型がサコッシュB、従来型がサコッシュT。選べる2つのサコッシュになりました。「B」と「T」はそれぞれの特徴を表しています。サコッシュBは底が幅広に作られています。つまりBは底=bottomのB。厚みがあっても収まりやすく、底のエクボがキュートなルックス。かたやサコッシュTは薄型のフラットタイプ。つまりTは薄い=thinのT。スタイリッシュなフォルムで身体にフィット。今やサコッシュは、街歩きの重要アイテム、「B」vs「T」、どちらを選んでも、マイ・サコッシュになってくれるはず。それぞれに黒B、赤Tの缶バッチが付いています。ちなみに「B」と「T」はtobiuoのbとtにもなっています。
サコッシュTは、https://tobiuo.shop-pro.jp/?pid=130381854
サコッシュBは、https://tobiuo.shop-pro.jp/?pid=167739397
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広く知られる4つの泳法がある。
だから、水泳競技も4種目に分けられている。
と、普通なら誰しもそう思う。が、違う。
バタフライ、平泳ぎ、背泳ぎ、
そして、なぜか自由形。
クロールが無い。基本で最速のクロールが無い。
もう耳慣れてしまったが、自由形って何?
簡単に言えば、泳ぎ方自由。
犬かきだって可。ってことなのだ。
さすがに潜水はダメらしい。
先日、日本のトップ・スイマーが自由形種目で、
皆がクロールで泳ぐ中、
ひとりバタフライで泳いでいた。
自由形種目の本来の姿を初めて目にした。
本人は調整のためということだったが、
見た目にはかなり面白い。
今後、この傾向がさらに進むことを
ぜひ期待したい。
水泳関係者の方々に一蹴される覚悟で、
さらに踏み込んで考えた。
バタフライ、平泳ぎ、背泳ぎ、クロール、
そして、プラス自由形の
5種目にしてはどうだろう。
5つ目の自由形種目のルールは、
4泳法は禁止、というもの。
4泳法以外なら何でも可。
犬かき、古式泳法、さらに新泳法も。
もちろんトビウオ泳法も。
さすがに飛んでしまっては、
もはや泳法でさえないか。
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●魚名……………………サクラマス
●分類……………………サケ目
●ニックネーム…………さくら咲く
●特徴…………海に下ればサクラマス。川に残ればヤマメ。この魚は幼くして人生の岐路に立つ。餌をめぐる争いに敗れたものが、餌を求めて海に向かう。だが、のちに20倍もの大きさになったサクラマスは、故郷の川に戻って来る。故郷に残ったヤマメは小さいまま。ヤマメは「僕も海に行けば良かった」と、ちょっぴり悔やんでいるかもしれない。
●トビウオとの相性は?………海に向かった一団に、サクラマスという華やかな名前が付けられた。さくらの季節に遡上し、繁殖期は体表がピンクに染まる。ヤマメだって負けてはいない。「渓流の女王」と呼ばれ、小判型の斑点と薄ピンクのグラデーションが華やか。育った場所が違っても、血は争えないものだ。青魚のトビウオには羨ましいかぎり。(多分に空想を含んでいます)
]]>ビニール傘が席巻する雨の風景は、
それは少々味気ない。
よく見ると、よくよく見ると、
トビウオの羽(胸ビレ)はビニール傘に似ている。
透明な上に、骨組みがしっかり見える。
しかし、トビウオの仲間に、
羽に柄物をあしらったシャレ者がいた。
アヤトビウオだ。
アヤの「綾」は糸が交差する編み目の一種。
遠目には水玉にも見える。
なぜ、こんなステキな水玉が生まれたのか。
何でもかんでも、進化に理由付けするのは、
少々野暮かもしれないが、
人間は考える葦である。
ついつい考えた。
水玉が水しぶきに見えて、敵を撹乱する。
つまり、水しぶきへの擬態。
うむ、なかなかの理詰め。
だが、何かが足りない、ロマンが足りない。
これならどうかな。
広げた羽の何という美しさよ。
相手は見とれて、その隙に逃げおおせる。
さらに進化は続く。
アヤトビウオの飛行を待ち望む者が現れる。
かくして、水玉に色が付き始めた。
少々空想が過ぎてしまった。
ビニール傘に恨みはないが、
雨の日だって楽しくありたい。
雨の日は柄物で賑やかしく。
アヤトビウオにアヤかって。
…………………………………。
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●魚名……………………ハタハタ
●分類……………………スズキ目
●ニックネーム…………ハタ坊
●特徴…………ハタハタは、雷が鳴ると大漁らしい。昔「雷」は「神鳴り」とも書いたそうだ。だから、魚へんの一文字は神の魚で『鰰』。一方?ハタハタ?の響きは異様に優しい。古代では雷の音は?ゴロゴロ?ではなく?ハタハタ?と表されたらしい。なるほど、辻褄が合う。それにしても昔の雷様はずいぶんと優しかったのだ。
●トビウオとの相性は?………見た目は『鰰』ではなく?ハタハタ?が似合っている。全国的には知名度は高くないが、東北の日本海側では屈指の大衆魚。まさに「ご当地魚」として地元に愛されている。実はトビウオも九州地方では?アゴ?と呼ばれ、親しまれている。こちらはアゴが落ちるほど美味しいから、の命名らしい。神々しさでは百歩譲るが、おなじみの大衆魚ならば、これも良しか。(多分に空想を含んでいます)
なお、ホームページ【talk&fish】の28話に「アゴ」の話が載っています。ぜひご一読を。
]]>
チーター(哺乳類)、
ダチョウ(鳥類)、
エリマキトカゲ(爬虫類)。
各界からスピード自慢がスタジアムに集まった。
一方プールでは、
マグロ(魚類)、
イルカ(哺乳類)、
ペンギン(鳥類)。
こちらは泳ぎの名手が、
今や遅しと出番を待っている。
ここ『異種オリンピック大会』の各会場は、
興奮のるつぼだ。
我らがトビウオはというと……、
いたいた。
異種ジャンプ競技にエントリー。
金メダルの呼び声が高い。
ん、何やら様子がおかしいぞ。
カンガルーがトビウオにクレームを付けたようだ。
「おい、それ羽だろ!反則だろ」
「いや、胸ビレだよ!見てくれ、毛がないだろ」
「お前のは『飛ぶ』だ、『跳ぶ』じゃない」
カンガルーの言い分ももっともだ。
トビウオも嘘はついていない。
審判団は協議に入った模様。
あ〜、トビウオ失格だ。
…………………………………
ここで目が覚めてしまった。
ハッピーエンドで終わりたい。
もう一度寝よう。
…………………………………
さあ、トビウオ、勢い良く飛び出した。
半年後、冬の『異種オリンピック大会』が開催。
くじけないトビウオ、
今度はスキーのジャンプ競技に出場した。
滑る滑る、踏み切り、飛んだ〜。
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●魚名……………………ミノカサゴ
●分類……………………カサゴ目
●ニックネーム…………カサミノ
●特徴…………その昔、道中の旅人が身に付けた蓑と笠が、ミノカサゴの名前の由来。それにしてもカラフルな蓑と笠だ。「美しいものには毒がある」。ミノカサゴは背ビレに猛毒を持っている。水族館で観るその姿にウットリ。すでに毒を盛られたらしい。
●トビウオとの相性は?………異常に発達した胸ビレは、ミノカサゴとトビウオの共通点。かたや誘惑の手招き、かたや高性能の翼として、まさに胸ビレは彼らのステイタスシンボルになった。もし胸ビレが普通だったなら、ミノカサゴはキンキ、トビウオはサンマだったかもしれない。美味しそう。なるほど、胸ビレは食べられないための武器になったのかもしれない。(多分に空想を含んでいます)
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チェーンとリングが繋がった不思議な装飾品。古代遺跡から発掘された女王のイヤリングか。と思わせ振りはやめにして、実はこれはリトル・キー・プラスの鍵の取付パーツなんです。
今やひとつのドアに2つの鍵が付くセキュリティー時代。キー・プラスにはリングが2つ付いています。リングひとつに鍵が1セットで2つ、計4つの鍵を想定して作られています。あくまでも標準、使い方は自由です。
チェーンの一方の端にもリングが付いています。それを引っ張ると、あら、不思議。鍵がケースにスルスルッと入っていきます。やっぱりこれは王家の財宝か。それはさておき、このリングをフックに掛けると「あれ、鍵、どこいった」なんてことも無くなるかもしれません。
https://tobiuo.shop-pro.jp/?pid=141597129
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覚えの悪い私にとっては、もはや呪文だ。
正式には『ドコサヘキサエン酸』
ただ、一般的にはDHAと省略されているので、
とてもありがたい。
DHAを摂取すると頭が良くなるらしい。
このDHAとやらは、
魚の脂肪に多く含まれている成分。
特に青魚の類にはそれが顕著らしい。
脂が乗ったサンマやサバは とても美味しい。
成分の脂肪と、その乗った脂が同等かは、
別問題として、私もよく食べる。
しかし「ドコサヘキサエンサン」は
未だに言えない。
私はそれほど頭が良くなっていないようだ。
青魚に申し訳ない。
ところで、DHAをたくさん含んでいるはずの
当の青魚自身はどうなのだろうか。
頭が良いのだろうか。
実はトビウオも青魚の一員。
飛ぶという稀な能力を獲得したのだから、
知能指数は相当高そうだ。
しかし、もっと賢い魚がいるらしい。
サバ読む魚がいるらしい。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
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●魚名……………………イッカク
●分類……………………クジラ目
●ニックネーム…………一角アニイ
●特徴…………いやはや、強烈なインパクトだ。体長の半分が長〜い角、実はこれは歯。上アゴを突き抜け、ピノキオの鼻のごとく伸びに伸びた。一角はクジラの仲間で哺乳類。海のユニコーンと呼ばれる幻のクジラ。その勇姿は神話を超えている。
●トビウオとの相性は?………トビウオは長いモノを見ると、つい飛び越えたくなってしまう。イッカクの角は高跳びのバーに最適。大海原でジャンプ大会を見かけたら、トビウオとイッカクが遊んでいるはず。一見危険そうに見える角だが、中は空洞で硬くはないらしい。(多分に空想を含んでいます。クジラ類はサカナではありませんが、この図鑑は水性生物を含んでいます。)
]]>同じ「ダツ目」に分類されているからには、
この仮説に、幾分かの共感は得られそうだが。
‥‥‥‥‥(前編から続く)‥‥‥‥‥‥
順調に川を遡るトビウオにトラブル発生。
上流は川幅が狭い上に、カーブが連続する。
トビウオは上手く着水できない。
岩場に頭をぶつけては、負傷者続出。
もはや上流域では翼は無用の長物。
トビウオは大きな胸ビレを退化させた。
さらに上流に進むが、またしてもトラブル発生。
ますます狭い川幅と浅い川底。
あっけなく座礁。行く手を阻まれる。
如何せん、体が大きすぎ。またも負傷者続出。
やむ終えずトビウオは体を小さくした。
そして、ようやくたどり着いた
サラサラ流れる春の小川。
大きな胸ビレを捨て、小さくなったトビウオは、
すっかりメダカになったいましたとさ。
あくまでもトビウオ推しの進化劇。
幾千万年をかけたトビウオの冒険。
知らない場所に行ってみたいのは、
人間もトビウオも同じ。
好奇心は進化の大きな推進力だと思う。
]]>
これは一大事、にわかには信じられない。
メダカの学校は川の中にあるに決まっている。
トビウオの学校は海にあるに違いない。
メダカとトビウオが、
同じ「ダツ目」に分類されていることを、
今さらながらに知ってしまった。
同じ祖先を持つものどうしが、海と川に?
落ち着いて考えてみよう。
もともと魚は皆、海にいたはずだ。
地殻変動で水たまりに取り残されたのか。
好奇心に富む一団が川を遡ったのか。
私は、断然後者を推したい。
トビウオならそれをやってくれた、かな。
なにせ翼があるのだから。
大きな胸ビレで空中を飛び、
急流を避け、いよいよ陸の奥地に入り込み、
うららかな小川にたどり着いたとさ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
んっ、これではトビウオのままだ。
メダカの学校には大きすぎる。
この話、まだ終われない。
(来年につづく)
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